ビジネス用途のパソコンをWindowsからMacに乗り換えるにあたり、一番気になるのは文書ファイルのやりとり(互換性)だと思います。
他者とのやりとりも勿論、自分の手元にあるファイルが使えなくなるのは大問題です。
特にビジネスでは何だかんだでMicrosoft Office文書(Word、Excel)がデファクトスタンダードになってるので、MacでもOffice文書が使えないことにはどうしようもありません。
無料で使えるLibreOffice
ホントはここでMicrosoft Office for Macを購入すれば良かったんですが、私はあんまりお金を掛けたくなかったので
- 完全互換とは行かなくても最低限ファイルを開いて内容の確認が出来ればOK。
という多少の面倒に目をつぶり、WindowsでもMacでも無料で使えるという魅力に負けてLibreOfficeを使うことにしました。
[wpshot url=”https://ja.libreoffice.org”]
LibreOfficeを1ヶ月間本気で使ってみた結果
この1ヶ月間はWindowsからMacに乗り換えるというよりは、MS OfficeからLibreOfficeに乗り換えるための作業になってしまったわけですが、1ヶ月間本気で使ってみた印象としては
- 開けないWord、Excelファイルはなかった。
- レイアウト面でWordとLibreOfficeのWriterの互換性はやや低い。
- 細かいレイアウト調整はWordの方がやりやすそう。
- Excelで日常的に使うレベルの関数はLibreOfficeのCalcで表示できる(互換性あり)。
- 本格的なマクロは使ってないので互換性不明。
- 互換性を気にせず新規に書類を作成していくならLibreOfficeでもやれないことはない。
- わからないことはネットで調べれば大抵見つかる。
- 文字の均等割り付けなどLibreOfficeに標準で用意されてない機能もマクロで対応出来るケースがある(これもネットで探せば見つかる)。
という感じで、ネットで調べる手間を厭わなければそれなりには使えるかなというところだったんですが、結局LibreOfficeを諦めました。
なぜかというと、MS Officeなら簡単に出来るけどLibreOffceでは工夫しなければ出来ないこと(逆の言い方をすれば工夫すればLibreOfficeでもMS Office並に実現出来ること)がわりとあるんですが、あれこれ工夫してる時間が無駄だなということに気付いてしまいました。
特にWriterのレイアウト面が私の作業内容とは合わないことが多く、時間も掛かるしイライラするしと良いことなさそうなので1ヶ月間の努力を無にしてキッパリ諦めることにしました。
ただ、これはLibreOffce側の問題ではなく、あくまで私の作業内容とは合わなかったというだけで、LibreOffice自体はMS Officeファイルとの互換性もそれなりにあるし、基本的な機能は十分満たされていると思うので
- お金を掛けずにオフィスソフトを使いたい方
- ネットで調べる努力を惜しまない方(調べる技術のある方)
は一度試してみる価値はあると思います。
結局Microsoft Office for Macへ
というわけで1ヶ月間を無駄にした挙句の果てにMS Office for Macを購入することにしました。
やっぱり
- Windowsで作ったOfficeファイルとの互換性をほとんど気にしなくていい
- メニュー体系がほとんど同じなのであれこれ調べる時間を節約できる
のは大きいです。
ライセンスに注意
MS Ofice for Macには
- Home & Student
- Home & Business
と2つのバリエーションがあるんですが、Home & Studentは商用利用不可なので注意が必要です。
会社から仕事を持ち帰って家で続きをするのも商用利用に含まれるらしいので、ビジネス用途の方はHome & Businessが必要になります。
ソフト的に何が違うのかはわかりませんが…。
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