ペットの血液検査(生化学検査編)

ペット
この記事は約4分で読めます。

ペットの血液検査は大きく血球計算生化学検査に分けられます。

前回は血球計算の項目についてまとめましたが、今回は生化学検査のうち、犬の検査項目でよく見られるものについてまとめてみます。

スポンサーリンク
  1. 生化学検査
    1. TP(総蛋白)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    2. Alb(アルブミン)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    3. Glob(グロブリン)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    4. ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 高いと疑われる病気
    5. ALP(アルカリフォスファターゼ)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 高いと疑われる病気
    6. GGT(γ-グルタミルトランスフェラーゼ)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 高いと疑われる病気
    7. Tbil(総ビリルビン)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 高いと疑われる病気
    8. Tcho(総コレステロール)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    9. Amy(アミラーゼ)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 高いと疑われる病気
    10. Glu(グルコース)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    11. BUN(尿素窒素)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    12. Cre(クレアチニン)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    13. Na(ナトリウム)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    14. K(カリウム)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    15. Cl(クロール)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    16. Ca(カルシウム)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 低いと疑われる病気
      4. 高いと疑われる病気
    17. P(リン)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 高いと疑われる病気
    18. CRP(C反応性蛋白)
      1. 意義
      2. 犬の基準値(目安)
      3. 高いと疑われる病気

生化学検査

TP(総蛋白)

意義

  • 血液中の蛋白質の総量。
  • 血球計算のTPと同義?
  • アルブミン、グロブリンの数値も併せて評価する。

犬の基準値(目安)

  • 5.0〜7.1

低いと疑われる病気

  • 下痢
  • 栄養不良
  • 肝障害

高いと疑われる病気

  • 脱水
  • 炎症

Alb(アルブミン)

意義

  • 肝臓で合成される血液中に多く含まれる蛋白質。

犬の基準値(目安)

  • 2.6〜3.9

低いと疑われる病気

  • 下痢
  • 栄養不良
  • 肝障害
  • 腎障害
  • 腸疾患
  • 出血

高いと疑われる病気

  • 脱水

Glob(グロブリン)

意義

  • 血液中に多く含まれる蛋白質。
  • 概ね TP = Alb + Glob が成り立つ。

犬の基準値(目安)

  • 2.1〜5.3

低いと疑われる病気

  • 免疫異常

高いと疑われる病気

  • 脱水
  • 慢性炎症
  • 腫瘍

ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)

意義

  • 肝細胞に多く含まれる酵素。
  • 旧名称はGPT。

犬の基準値(目安)

  • 25〜90

高いと疑われる病気

  • 肝障害

ALP(アルカリフォスファターゼ)

意義

  • 肝・胆道系疾患、骨疾患で上昇する肝酵素。
  • 骨の成長期、ステロイド、腫瘍などの影響で上昇する場合もある。

犬の基準値(目安)

  • 70〜320

高いと疑われる病気

  • 胆汁うっ滞
  • 胆管肝炎
  • 肝障害
  • 骨障害

GGT(γ-グルタミルトランスフェラーゼ)

意義

  • 胆道系疾患で上昇する肝酵素。
  • γ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)とも呼ばれる。

犬の基準値(目安)

  • 〜10

高いと疑われる病気

  • 胆汁うっ滞
  • 胆管肝炎
  • 肝障害

Tbil(総ビリルビン)

意義

  • ヘモグロビンやポルフィリン体の分解産物。

犬の基準値(目安)

  • 0.3〜0.9

高いと疑われる病気

  • 肝障害
  • 黄疸

Tcho(総コレステロール)

意義

  • 血液中に含まれているコレステロールの総量。

犬の基準値(目安)

  • 70〜300

低いと疑われる病気

  • 肝不全
  • 小腸疾患
  • 甲状腺機能亢進症

高いと疑われる病気

  • 肝障害
  • 胆汁うっ滞
  • 胆管肝炎
  • 腎機能障害
  • 糖尿病

Amy(アミラーゼ)

意義

  • 膵臓や唾液腺から分泌される消化酵素。

犬の基準値(目安)

  • 500〜2200

高いと疑われる病気

  • 膵炎

Glu(グルコース)

意義

  • 血糖値。
  • 生体のエネルギー源となる。
  • 興奮やステロイドの影響で上昇する場合もある。

犬の基準値(目安)

  • 80〜130

低いと疑われる病気

  • 飢餓
  • 膵臓癌

高いと疑われる病気

  • 糖尿病

BUN(尿素窒素)

意義

  • 血液中の尿素に含まれる窒素。

犬の基準値(目安)

  • 9.1〜31.9

低いと疑われる病気

  • 肝機能低下

高いと疑われる病気

  • 脱水
  • 腎機能低下
  • 消化管内出血

Cre(クレアチニン)

意義

  • 筋肉中にあるクレアチンが代謝されてできる非淡白性の窒素化合物。

犬の基準値(目安)

  • 0.5〜1.4

低いと疑われる病気

  • 著しい筋肉の減少

高いと疑われる病気

  • 腎機能低下

Na(ナトリウム)

意義

  • 細胞外液に多く存在し、体液の濃度調整、血圧の維持などに働く。
  • 陽イオン。

犬の基準値(目安)

  • 137〜150

低いと疑われる病気

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 重度腎不全

高いと疑われる病気

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 慢性腎不全

K(カリウム)

意義

  • ナトリウムとのバランスによる浸透圧の維持、血圧上昇の抑制、情報伝達にかかわっている。

犬の基準値(目安)

  • 3.4〜5.2

低いと疑われる病気

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 慢性腎不全

高いと疑われる病気

  • 腎不全
  • 排尿障害

Cl(クロール)

意義

  • ナトリウムと同様の働きをする陰イオン。

犬の基準値(目安)

  • 7.9〜12.2

低いと疑われる病気

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 重度腎不全

高いと疑われる病気

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 慢性腎不全

Ca(カルシウム)

意義

  • 骨代謝や筋収縮、血液凝固などにかかわる。

犬の基準値(目安)

  • 102〜117

低いと疑われる病気

  • 上皮小体機能低下症
  • 腎機能低下

高いと疑われる病気

  • 上皮小体機能亢進症
  • 悪性腫瘍

P(リン)

意義

  • 骨代謝にかかわる。

犬の基準値(目安)

  • 1.6〜6.3

高いと疑われる病気

  • 腎不全

CRP(C反応性蛋白)

意義

  • 炎症が起こると肝臓で合成される蛋白質。

犬の基準値(目安)

  • 0〜1

高いと疑われる病気

  • 炎症

前回同様、検査項目の意義について調べてもわからなかったトコは人の検査項目を参考にしました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました