わからないことが出てきたらネットで調べればたいていのことは解決できます。
が、最初のうちは調べることも多く、そのつどネットで調べるよりは、入門書を一冊手元に置いておいた方が手っ取り早いかなと思っています。
なので、Raspberry Piと一緒にRaspberry Piクックブックを買いました。
Raspberry Piクックブックには
- Raspberry Piのインストールから基本的な設定
- 基本的なLinuxコマンドの使い方
- Pythonの文法紹介
- Raspberry PiのGPIOとPythonを使った電子工作
など、Raspberry Pi自体の使い方から電子工作のやり方まで網羅されていて、辞書的な使い方ができます。
ただ、Raspberry Piクックブックはタイトルどおりクックブック(=レシピ)なので、「なぜそうするのか?」という疑問に対してはあまり解説されていません。
電子工作の「なぜ?」に答えてくれた本
初心者のわたしがRaspberry Piクックブックを読んで電子工作しながら思った「なぜ」は
- なぜLEDと直列に抵抗を入れなければならないのか?
- LEDと直列に入れる抵抗の値はどうやって決まるのか?
- なぜプルアップ抵抗、プルダウン抵抗は必要なのか?
- なぜモーターは電源を別にするのか?
- なぜDCモーターにはコンデンサを並列に繋ぐのか?
こんな感じです。
理由はわからなくても使い方はわかるので、「そーゆーもんか」とスルーしてもよいのかもしれません。
が、わからないままだとモヤモヤするのも事実です。
そんなとき、たまたま本屋さんでこの本を見つけました。
この本には私が最初に「なぜ」と思った疑問のいくつかが詳しく説明されてました。
Raspberry Piクックブックに比べると扱ってる電子部品の数が少なかったものの、そのぶん
- 電子工作を基礎から学びたいなら「Raspberry Piで学ぶ電子工作」
- Raspberry Piそのものの使い方と電子工作をまんべんなく学びたいなら「Raspberry Piクックブック」
という選択もアリかも知れません。
(2019年8月6日追記)
本格的な電子工作を感じるなら
ちなみに、「Raspberry Piで学ぶ電子工作」の著者である金丸隆志さんは応用編ともいえる「実例で学ぶRaspberry Pi電子工作」という本も書かれています。
こちらの本はかなり骨太です。
ネットから天気予報のデータを取得してLCDに出力したり、カメラの画像を処理して物体を追跡するサンプルなどがあります。
前著「Raspberry Piで学ぶ電子工作」では、正直Raspberry Piがなくても実現できる電子工作が多かったです。
が、「実例で学ぶRaspberry Pi電子工作」に関しては、Raspberry Piを使う必然性がある電子工作を教えてもらえます。
プログラミングでデータの加工をして、その結果を電子工作に反映させるという一連の流れが勉強になりました。
「Raspberry Piで学ぶ電子工作」に比べると極端に難易度が上がってるのは事実ですが、最初はマネするだけでも楽しいです。
わからないことは最初のうちはスルーしてても大丈夫です。
やってるうちに段々わかってきますから!
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